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3.11東日本大震災から11年 今こそ考えるBCP対策
2022/03/11
本日、黒川温泉旅館組合で
BCP(Business Continuity Plan)の策定ワークショップが
行われました。

BCPとは
いわゆる地震や豪雨災害が近年多発する中で、
平常時に行うべき事前準備や行動基準を策定し
緊急時においても事業の継続を行えるように計画をすることです。


期せずして、今日は、東日本大震災から11年を迎えました
我々は研修中ではありましたが、黙祷を捧げました

そして黙祷し思う事
「この甚大な人的被害を繰り返さないために」

未知なる事に直面したときに、圧倒的にな力を前に無力に陥ります。
ましてや、経験をしたことない災害を
的確に予測できた方などいないことでしょう。
だからこそ、この事実を語り継ぎ、世に残していくことは
とても重要だと思います

よく議論されることではありますが、
東日本大震災による津波の犠牲は、
「天災」だったのか、「人災」だったのか

昔の人は、津波がきたことを
未来の私たちに石碑を残していたといいます
しかし直接体験をしていない私たちは、
その自然の驚異による戒めをどんどん風化させてしまった結果
1万人以上の被害者を出してしまったのではないか

そんなことを思いながら黙祷を捧げました



私達にできることは
「人災を軽減」することしかできないのだと思います



しかしながら、分かっていながらも
【自分が経験したことのないことへの対策】というのは
大変難しいものでした

なぜなら未知なる事象(例えば経験したことない地震)への対策は
無限に資源の投入が必要となるからです。
暴論・極論をいうのであれば
違う場所にもう一つ旅館が必要という事になります

私達は、限りある資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を
守るため最大限の事前準備を行い、事業を続けていく

まずは、従業員とその家族、そしてお客様の安全を確保するため
経験したことを忘れず、そして未来の為に
BCPを私たちは考え続けていかなくてはならないのだと
考えさせられました